愛用の漆刷毛も5年以上使っていると、中心部が段々堅くなってきて具合が悪くなる。毛先の弾力がなくなり塗りにくくなってきたので、より良い竿を作るために毛先を補正成形した。
先ずは漆刷毛の木部を3分ほど削ぎ取る。
毛の部分を削らないように慎重に行う。
次は、今まで使っていて漆で固まってしまった毛先を削ぎ落とす。
見えている毛先は膠で固まっている。
膠を溶かすために60度ほどの湯に漆刷毛を浸す。
(時間はほどほどに)
次に大和糊を付けて箆で膠を扱き出す。
かなり堅いが時間を掛けると柔らかくなるので、堅さが取れたらお湯を付けながら更に扱き出す。
毛先の膠が取れたら、毛先の成形をする。
2/3ほどを削ぎ落とし成形。
これで、毛先の成形を完了。
毛先に弾力が戻り、塗りやすくなった。
今回、始めて成形したが他の漆刷毛は、まだまだ使える状態なので大丈夫だとは思うが・・・
次回の為に記録しておくこととした。

毛の部分を削らないように慎重に行う。

見えている毛先は膠で固まっている。

(時間はほどほどに)

かなり堅いが時間を掛けると柔らかくなるので、堅さが取れたらお湯を付けながら更に扱き出す。

2/3ほどを削ぎ落とし成形。

毛先に弾力が戻り、塗りやすくなった。
今回、始めて成形したが他の漆刷毛は、まだまだ使える状態なので大丈夫だとは思うが・・・
次回の為に記録しておくこととした。