出席者:よろず請負人、置き竿師、師匠だのみ松、渓流人、三番弟子、沖釣り師、不漁中年
ゲスト:サリーさん

今日の不漁中年の仕事は、置き竿師さんと一緒に床の雑巾掛けから始まって、テーブルのセット。そして乾き具合を見ながら漆風呂から竿を取211031不漁中年DSC_0514り出す。すると全竹前打ち竿の一部が乾いていなかったので、漆風呂に霧を吹いて仕舞う。
そして皮剥竿の金箔を貼った箇所に、再度拭き漆を施す。生正味を指で満遍なく塗ってこれを拭き取る。漆風呂に入れて、午前の仕事は完了。
午後一番でヘチ竿の津軽塗り。先週塗った黄漆の上に緑漆を螺旋状に更に赤漆を市松模様に塗って、これを漆風呂入れて完了。後は象牙を使って糸通しを作成開始したところで完了。


211031よろず請負人DSC_0504よろず請負人さんは、穂先用の 矯め木をメンバーのために作成開始。
穂先の布袋竹は細く、従来の矯め木で矯めるのは難しく、専用の矯め木が必要で、それを作成。


211031置き竿師DSC_0516置き竿師さんは、皮剥竿に貼った金箔の一部補修。そして先週炭粉の粉止めした箇所は感じよく仕上がっていた。
その後は、数ある竿の拭き漆をして作業完了。



211031渓流人DSC_0503渓流人さんは、先週撒いた魚々子塗り用の種子を取っていた。更に取った後の表皮を錐を使って綺麗に取り除いてこの作業は完了。
その後は渓流竿の菅込み作業。


211031三番弟子DSC_0513三番弟子さんは、津軽塗りの研ぎ出しで一仕事を終え、その後は石鯛竿用の矯め木の作成。
竿も太く、道具立ても大仕掛けになり大変だと思うが、今後の進捗が気になる作業だ。


211031沖釣り師DSC_0509「今日は、特にする事が無いよ」と言いながら、教室に来た沖釣り師さんは、拭き漆部分の補正作業をしていた。



211031師匠だのみ松DSC_0518師匠だのみ松さんは、手長海老竿の手元の菅込み作業。
籐巻きの寸法も合わせて考慮しながら検討していた。



今日はゲストのサリーさんが14:00ちょっと過ぎに来所。
来て早々に、よろず請負人さんとサリーさん・不漁中年の3人で近くのスーパーへ買い出しに出かける。
211031サリーDSC_0524実は30日に教室のメンバーが鯊釣りに出かけ、その釣果を置き竿師さんが差し入れ、そして旅行に出かけたよろず請負人さんから宅配で地酒を教室に託送してくれたので、これで懇親会をするための買い出しでした。鯊は下処理をしてあり唐揚げに、そして沖釣り師さんから差し入れしてもらっていた益子醤油を使った浅漬け。不漁中年得意の長芋のごま油焼き青海苔・鰹節掛け、買い出しした刺身2点盛りで宴の開始。
時の経つのも忘れての笑いの渦に全員が巻き込まれて楽しい時間となった。