出席者:よろず請負人、置き竿師、師匠だのみ松、、アヤ師、沖釣り師、三番弟子、不漁中年

不漁中年の今日の仕事は、教室の床の雑巾掛けからテーブルのセット。漆風呂から乾き具合を確認しながら竿を取り出す。が、2週間ぶりなのでどの210720不漁中年0308竿が何処に漆を塗ったのか分からず、慎重に(笑)。今回は全ての竿が乾いていたので一安心。
竿の方は、富津の釣友に頼まれているヘチ竿の化粧台の塗りが終わったので、ガイドの取り付け。ガイドの足を取り付けやすくなるように鑢で整形し、仮止め・糸巻き・漆極めで午前中の作業は完了。
午後からは、タナゴ竿の節抜き用のピアノ線(0.5mm、0.4mm)の先端を平らに潰し、その先端にダイヤモンド鑢で刃先を付ける作業。各2本を作成し作業完了。その後は、置き竿師さん、沖釣り師さんから差し入れられた「大鰺11尾」をよろず請負人さんと調理。結果は後述・・・

210720沖釣り師0305沖釣り師さんは、金虫喰い塗りの研ぎ出しと印籠芯の菅込み・漆塗りの作業。本数が多いとなかなか大変な作業となる。でも楽しみながらの作業は見ていても楽しい。




210720置き竿師0301置き竿師さんは、乾漆塗り・棕櫚髭塗りの研ぎ出しと呂色塗り。そして皮剥竿の鯨穂の成形。これは同じ竿を作成中の不漁中年としても気になる作業だ。これを終えた頃「手長海老竿」で何となく盛り上がり、手長海老竿作成に手を挙げた沖釣り師さんと一緒に竹を選んでもらっていた。

210720師匠だのみ松0300師匠だのみ松さんは、タナゴ竿の穂先「竹:鯨穂」の作成。どちらも良い感じに出来ていた。これも仕上がりが楽しみな竿だ。
午後後半は、魚料理に必要な材料の買い出し。

 


210720三番弟子0302

三番弟子さんは、黄漆を作って漉して塗り作業。そして穂鞘に焼き印を打って作業完了。
午後後半は、よろず請負人さん・師匠だのみ松さん一緒に買い出し。




210720よろず請負人・アヤ師0304アヤ師さんは、竹刀竿の呂色塗り、手長海老竿「2本組3対(計6本)」の芽取り作業。
本数が多いため、結構楽しめる作業?となる。
仕上がりは、かなり先の事になるのだろう・・・・・?
この写真の時点で、よろず請負人さんは芽取り作業の指導と、置き竿師さんに選んだ手長海老竿の作成要領を説明。


置き竿師さん・沖釣り師さんから差し入れの「大鰺」をよろず請負人さんと並んで調理。よろず請負人さんは「鰺の唐揚げ・オクラソース掛け」、不漁中年は得意の「ナメロウ・刺身」。目処の付いたところで「ナスの鴫焼き」そして、富津出撃の際に釣友のSから貰った「カイズ・目張」、自分で釣った「笠子・鱚」の刺身四点盛りを差し入れ。置き竿師さんから美味しそうな「日本酒」の差し入れがあり反省会は大盛り上がり。全てを完食してお開き・・・

今回は、新鮮な鰺を全員(とは言っても「渓流人さん」が欠席で残念)が堪能し、美味しいだろう(不漁中年は下戸)「日本酒」も座が盛り上がり楽しい教室となった。
夏最盛期には「ソーメン反省会」も企画しなければ?