出席者:よろず請負人、師匠だのみ松、渓流人、三番弟子、不漁中年

不漁中年の今日の仕事は、先ずは床の雑巾掛け、テーブルのセット。そして漆風呂から竿の乾き具合を確認しながら取り出す。すると今日お休みの置き竿師さんの竿が、本人が心配していたとおり乾いていなかった。漆風呂に霧を吹いてこれを収納。

その後は、よろず請負人さん、師匠だのみ松さんと3人で漆風呂の修理。約2年半お世話になった漆風呂の「蝶番」の部分が調子悪くなってしまったための修理。この漆風呂は、よろず請負人さんと二人で作成した(弟子二人の時代)物で、良く頑張っていると思っていたが・・・
今回の修理で当分は大丈夫そうだ。

210614不漁中年0249そして、富津の釣友Sに頼まれているヘチ竿の手元に総塗り、化粧台の赤漆を研いで更に赤漆を塗って、午前の作業は完了。
午後からは、同じく頼まれ物の皮剥竿の印籠芯の選定、矯め、切り取り、中芯の菅込みを終る。さらに手元上の菅込み部分の鑢掛けを、自分の気持ち的としては90%程まで進んだところで作業完了。


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師匠だのみ松さんは、よろず請負人さんの指導を受けながら、金虫喰い塗り用の金箔の貼り付け作業。
他人事ではあるが、なかなか気の抜けない緊迫(この言葉はあまり使いたくなかったが?)する作業だ。これも無事に終わり、その後は、乾漆塗りの石地用の色漆を塗って作業完了。

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渓流人さんは、渓流竿の菅込み部分の呂色漆塗りを午前中に終えて、午後からはヘチ竿の糸巻き。
先週巻いた糸の番手が大きかったため解いて、全て巻き直ししていた。
大変な作業だが、巻き直す気持ちも大切な感じがした。
確かに、後で後悔したくないし・・・


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久々に参加の三番弟子さんは、アナゴ竿(竹刀竿)のガイドの取り付け、漆極め、そしてリールシートの仮止めで午前中の作業完了。
午後からは、ヘチ竿の穂先の菅込みを終わり、飾り塗りの山立てまでで作業完了。


今日のお昼は、師匠だのみ松さんから今をときめく「川越」の地ビー?2種の差し入れがあり、ここに不漁中年から「鮎魚女の刺身」の差し入れ、庭の紫陽花の花見等でプチ盛り上がり・・・
たまには、こんなお昼も楽しいものだ。本日お休みのメンバーには申し訳ないが・・・