出席者:よろず請負人(師匠)、渓流人、置き竿師、アヤ師、師匠だのみ松、沖釣り師、不漁中年、

210329不漁中年6385今日の不漁中年の仕事は、渓流人さんと床の雑巾掛け・作業用テーブルのセット。そして漆風呂から先週入れた竿を乾き具合を確認しながら取り出す。その後は、富津の釣友に頼まれているヘチ竿の手元を研いで、呂色塗り。更にグラスの穂先にも呂色塗り。漆塗りが終わってからは、4本繋ぎの前打ち竿の長さを揃えて竿作りは完了。そして午後2:00頃から、置き竿師さんと沖釣り師さんから差し入れのあった「目張・笠子」を捌いて一部を刺身・唐揚げ、そして「目張のソテー、トマトソースたっぷり掛け」を作るため、足りない材料を近くのスーパーへと買い出し。ほぼ2時間を掛けて料理の完成。
アヤ師さんは、隣で沖釣り師さんから差し入れのあった「芽株」を茹でて細切りに、師匠だのみ松さんは生姜をおろしてこの芽株にと忙しそう。
他のメンバーは教室の掃除と反省会の用意であっという間に準備完了。
楽しい宴が開始され全員で反省会という名の「飲み会」で盛り上がる。が、所用により途中退席・・・でも、楽しい一日だった。

210329置き竿師6376置き竿師さんは、多分笠子竿だと思うが、呂色を研いで、呂色漆を重ね塗りする準備中。
これを丁寧にしておく事が、結果的に仕上がりに影響する大切な作業。

210329渓流人6377渓流人さんは2本仕舞い用の菅込みを終え、並継ぎの菅込みを開始。これは、削りすぎは禁物だが足りないと菅込むことも出来ず、慎重な作業となる。でも、相変わらずの丁寧な作業ぶりで徐々に完成に近づいている。

210329よろず請負人、師匠だのみ松6378師匠だのみ松さんは、師匠の指導を受けながら山立ての終わった箇所に、金箔の貼り付け作業。これはかなり緊張する作業で、「笑う・くしゃみ・深呼吸」は厳禁(金箔がよれてしまうため)、終わるまでは気が抜けない。でも何とか頑張って貼り付け完了。

210329アヤ師6379アヤ師さんは、竹刀竿の竹刀部分に漆を塗るため表面を木賊で丁寧に研いで、塗りも無事完了。


210329沖釣り師6380沖釣り師さんは、竿の尻栓をさわらの木を使って作成中。竿尻を殺してほぼ真円に仕上げ、この内径よりやや大きめに作成し、鑢で殺してボンドで接着し、乾いてから余分な箇所を切り落として完了。


教室の庭には椿が春を楽しみ、それを追って海棠が春を告げている。
210329椿6382210329海棠6381


今日のお昼の一品は「生海苔の酢の物」。とはいっても、簡単レシピ。冷凍しておいた生海苔を目笊に入れて洗いながら解凍。その後、水分を可能な限り落として三杯酢を和えれば終わり。さっぱりとして香りが高く、しかも美味しいので気に入っている一品だ。
これからも可能な限り簡単レシピでお昼を楽しめればと思う?
あれ?ここは「和竿教室」で「料理教室」では無かった・・・・