出席者:よろず請負人(師匠)、置き竿師、師匠だのみ松、渓流人、アヤ師、沖釣り師、三番弟子、不漁中年

今日の不漁中年の仕事は、まずは「広島のヘタ師」さんから頼まれている穂先に、ろ色漆塗り。これは先週、炭粉をまいた箇所に生正味漆を塗ったのが乾いていなかったので、片脳油で拭き落として、塗った物。これが乾けばかなりの厚さになるので、菅込みを調整してガイドの取り付けとなる。
次は、全竹前打ち竿の穂先の節抜き。これが手強い作業で穂先から5番目の節抜きに二度失敗している。
200920不漁中年先ずは上から4番目までの節を抜く。いつもは作務衣での作業だが、竹を回すのに都合の良いジーパンに履き替えたのが正解でスムースに終わる。
次は、下から順に剣先のサイズをダウンしながら、節を抜いてゆく。ゆっくり、力を入れすぎないように、しかも回転は速く・・・
そして鬼門の上から5番目の節の一つ手前で小休憩。というより暫く休憩。師匠から「終わったのか?」と聞かれるが、理由を言うと納得して貰えたようだ。更に人の作業にチャチを入れたり、邪魔したり?で充分にアドレナリンが溜まったタイミングを見計らって、一気に6番・5番の節を抜く。見事成功して、試しに糸通しを通すと無事に引き抜ける。
そして「さらい用のピアノ線」で内部をさらって、芽取りを終えて今日の作業は完了。難敵の上から5番目の節を無事に抜けたことで、とてもハッピー

200920置き竿師置き竿師さんは、先週蒔いた山立て用の素材を落として、銀粉を蒔く準備中。この塗りは仕上がりが渋く、良い感じで不漁中年としても挑戦してみたい塗りの一つだ。


200920アヤ師アヤ師さんは1対の公魚竿の糸通しの穴明けと象牙の加工・取り付け作業。ま!なかなか良い感じだ(「ま!」は余分か?)



200920よろず請負人よろず請負人こと師匠は、沖釣り師さんの竹刀竿のろ色漆を塗るための下仕事中。たしかこの竹刀竿は和展に出品予定だったかも?

 


200920師匠だのみ松師匠だのみ松さんは、公魚竿に取り付けるリールシートの加工中。竿が細いため、リールシートを竹肌に密着するように加工するのはかなり大変な作業・・・でも頑張ってます。


200920沖釣り師沖釣り師さんは公魚用の何本かの長短竿そして皮剥竿と何やら格闘中。
具体的にどんな作業だったか思い出せずに申し訳ない感じだ。でも着実に作業は進んでいる。


200920渓流人渓流人さんは、先週塗ったガイド部分の漆を耐水ペーパーで研いで、重ね塗りの準備中。
緑の色漆も綺麗に出来て、仕上がりが楽しみだ。



200920三番弟子三番弟子さんは、今日の漆塗りを終えて、師匠の指導を受けながらテンカラ竿の切り組作業中。

 

 

今日は「和竿展」が近いせいか、いつものように「笑いが飛び交う」状態にも関わらず、教室開講依頼初の「12:00」に気が付かない・・・という珍事があった。ふだんは「11:45」頃になると誰ともなく「ここでキリが良いから後は、午後にしよう」なんて言葉が出るのに???きっと誰もがビックリしてるんだろうなぁ?