出席者:よろず請負人(師匠)、置き竿師、師匠だのみ松、三番弟子、アヤ師、不漁中年
ゲスト:U3

不漁中年の今日の作業は、広島のヘタ師さんに頼まれた穂先の漆塗り。先週糸巻きをして漆決めしあった穂先を確認すると完全に乾いている。
ろ色漆を濾して、穂先に塗ったが、あっと言う間に完了して漆風呂へと入れる。

更に先週、中矯めを失敗した鮎魚女竿を確認すると、補修した漆で剥落した箇所は目立たなくなっている。師匠に確認するとほぼ良さそうだ。何となくホッとする。仕上がれば、この冬に間に合いそうなので頑張らねば・・・

そうこうしている内に、ゲストのU3が武蔵浦和に着く時間になり、迎えに行く。予定より30分ほど早く着いていて、教室へと戻る。この間に買い物(天ぷらの材料等)に出かけていた師匠と置き竿師さんが戻ってきて、U3を紹介。

ここでU3さんに竹刀竿の成形をしてもらう。かなかな良い感じに成形されて、1本目を完了し、2本目にも手を付けてもらう。

ここで、師匠提案の「ソーメン昼食」のために、おかず作りの開始。師匠と置き竿師さんは天ぷらの下拵え、不漁中年は下拵えしてあった富津の「海松貝」をバター焼き。仕上がって軽く醤油で味付け・・・なかなか良い感じだ。なんて思っているのは自分だけか?

師匠の差し入れの鮎を焼き出すと、教室の美味しそうな香りが充満してくる。これは、アヤ師さんと三番弟子さんが焼き方に廻る。

そして全員の作業を中止して、テーブルの上を片づけて天ぷらを揚げながら、ビールやら何やら飲みながら、竿話・釣り談義で話が盛り上がる。師匠の経験からジャガイモの天ぷらが美味しいとの事で、揚げ始めたがなかなか熱が通らなかった。でも揚がれば確かに美味しいものだと感じる。これは初体験・・・

ジャガイモのあとは「マイタケ・椎茸・インゲン」などを次々に揚げながら、食べながら楽しい時間が過ぎて行く。アヤ師さんから葉唐辛子の差し入れがあり、これも美味。おにぎりに入れて食べてみたかったなぁ・・・

教室にあった全てのアルコールを飲み干した時には、2時間ほどが過ぎていた。ソーメンは?相談した結果「ま!いっかぁ」ということで、全員で片づけて午後の作業開始。ここで空が俄に曇って、激しい雷が鳴り始め、かなりな雨が降り始める、どっちにしても止むまでは作業続行。

200816し師匠だのみ松師匠だのみ松さんは、鮒竿の口栓を作成中。二本継ぎの竿と違って、難しそうだが「師匠」に頼むこともなくもくもくと作業を進めている。


jpgアヤ師さんは竹刀竿の肘当ての組み込み中。竹刀の穂持ち部分と握り部分に、肘あてを組み込んでいる。なかなか手強そうな作業


200816三番弟子三番弟子さんは緑の漆で山立てし、金箔を貼った箇所の研ぎ出し中。これも研ぎすぎれば、山立の意味がなくなるため、研ぎながら洗いながら作業を進めるのがポイント。かなり繊細な作業だ。

200816置き竿師置き竿師さんは拭き漆の作業中。最近は被れることもなく、良かった良かった・・・漆を折角塗ったの拭き取るという矛盾した作業を繰り返して漆を塗ってゆく。この不思議な作業で徐々に艶が出て、肌が丈夫になる。

200815マリネ掲載用これは不漁中年からの差し入れで「黒鯛のマリネ ペルー風」自慢の一品だ。
レモン主体なので魚嫌いでも臭いが気にならないとのふれこみだが、全員が魚好きなので真偽は不明?