不漁中年の今日の仕事は、先ずは床の雑巾掛け。これを終えてテーブル・工具のセット。そして漆風呂から竿を取り出す。ここで出席予定者がほぼ揃い、パテ材を使って先週貼った床材の隙間を埋める。最初にマスキングテープを貼って、手分けしてパテ材をその隙間に埋め込む。なんだかんだで1時間半ほどの作業。
その後は、広島のヘタ師さんから依頼の

結局は全て拭き取って、覆輪筆の作り直しから・・・墨壺用の糸の3本縒りを解して1本を取り出す。これを今までの筆に取り付けて、小刀でしごいて筆状にすれば完成。これを使って線覆輪を引き直してなんとなく納得。
午後は、鰯目張竿の芽取りから作業開始。ほぼ取り終えたところで、広島のヘタ師さんの知人の竿をよろず請負人さんに見て貰うと「OK」とのことで、全体を「ビーワックス」で磨いて完了。
次は午前中に引いた線覆輪が乾いたヘタ師さんのヘチ竿をよろず請負人さんに見て貰うと、これも「OK」との事で、ピカールで磨き上げ「ビーワックス」で仕上げる。この竿は穂先と手元の同じ漆に「艶」の差があったが、よろず請負人さんの助言で綺麗になった。これで今日の作業は完了。早く広島に届けなければ・・・


手長海老竿(3本組み)の線覆輪を引いて主な作業が完了。

新しく作成開始した竿の芽取り・節抜きで完了。

本数が多く、まだまだ作業は続きそうだ。