今日の不漁中年の仕事、先ずは、魚女竿の尻栓部分の螺鈿の研ぎ出しだ。研ぎながら洗い落として様子を見る。これを繰り返して、丁度良いところで止めようと思っていた・・・確かに思っていたのに、なんと研ぎすぎで折角貼った貝を9割方研ぎ落としてしまった。
仕方なく、和竿展も迫っていることから自宅での作業に切り替えて、鮎魚女竿は持ち帰りとする。

ついにギブアップして師匠に頼んでしまった。
師匠の作業を見ていると矢竹を回しながら、矯め木も回して矯めている。
今度は、師匠の方法を参考に矯めをしてみたい。
まだまだ力加減が分からず、精進せねば・・・
また、和竿展に展示する「和竿の作業工程」のパネル用の写真撮影も行って今日の作業は終わり。

握り部分の緑の糸が鮮やかな竿で、完成が楽しみだ。





これもちょっとした手加減で、研ぎすぎても失敗(今日の不漁中年?)してしまうし、塗りの方法によっては丁度良い感じに研ぎ出すには熟練が必要となる。

渓流人さんデザインの「和竿展のお知らせ」葉書が出来上がってきて、これが話題の中心となって更に盛り上がった一日でした。