出席者:よろず請負人、置き竿師、師匠だのみ松、アヤ師、渓流人、不漁中年

不漁中年の今日の仕事は、先ずは置き竿師さんと一緒に教室・工作室の床に雑巾掛け。テーブルのセット・工具のセット・漆風呂からの竿の取り出しを終えて作業開始。
先ずは頼まれ物の皮剥竿のリールシートの取り付け作業。リールシート220508不漁中年DSC_1386の竿に接する部分を鑢で整形し、更に竿にフィットするように加工。これを仮止めして絹糸で巻き上げ「漆極め」で取りあえず午前中の工程は完了。
午後は、最近作成し始めた全竹中通しの印籠芯の作成。既に選んであった、印籠芯のサイズを確認し切り取り、補強用の仮巻きをする。次は中芯を捜して切断。とはいってもなかなか良いサイズが見つからず苦戦・・・。これを印籠芯に入れ込んだら、更に真鍮のパイプを入れる。これも小口を鑢で整形したりと手間の掛かる作業だったが何とか完了。

220508よろず請負人DSC_1380よろず請負人さんは、三番弟子さんの石鯛竿の呂色塗りから開始。塗りながらもメンバーの指導をしながら・・・
午後は、アヤ師さんの手長海老竿の「棕櫚髭塗り」の棕櫚髭仕掛けのお手伝い。
これは、見てても根気の要る作業で今日も大働きでした。


220508沖釣り師DSC_1378沖釣り師さんは、生正味漆の拭き漆の作業。とはいっても「飯蛸竿・鰈竿・スミイカ竿他」で本数が多く大変な作業。




220508置き竿師DSC_1376置き竿師さんは、午前中が呂色の研ぎと塗りの作業。これも本数が多く結構な作業量。
午後は、鯊竿の印籠芯の選定・整形・菅込み作業。この鯊竿が細く、印籠芯を見つけるのに苦労していたが、何とか完了。
その後、反省会の素材の買い出し・・・


220508渓流人DSC_1382渓流人さんは、風邪で最悪のコンディションでも作業。先ずは鱚竿の菅込み部分に絹糸を巻いて「漆極め」で一作業完了。
その後は、フライ竿のグリップの取り付けと漆極めで作業完了。


220508アヤ師DSC_1377アヤ師さんは、鯊竿の呂色研ぎと呂色塗り。
手長海老竿3対のうち1対に「曙塗り」の下地に朱漆塗り。
もう1対の「棕櫚髭塗り」の棕櫚の加工。
苦戦しながらも何とか完了。


220508師匠だのみ松DSC_1384師匠だのみ松さんは、手長海老竿の総塗り。
そして、他の竿の呂色研ぎと呂色塗り。
でもって作業完了。



反省会は、沖釣り師さんからの「ウドの煮付け」「筍のピリ辛煮」やら不漁中年から「鮎魚女のフライ(オリーブオイル焼き)」そして持ち寄りの酒類で楽しく進行。
特に秋の「和竿展」他の話題で盛り上がり、時間の過ぎるのを忘れるほどの大賑わいで・・・