出席者:よろず請負人、置き竿師、師匠だのみ松、渓流人、三番弟子、アヤ師、不漁中年、

今日の不漁中の仕事は、先ずは昨年末にアヤ師さんが庭の手入れで枝下ろしをした枝を、よろず請負人さん・置き竿師さんと一緒にアチコチの220116不漁中年DSC_1140ゴミ置き場に分散して持ち込む。これが一段落してから教室の床に雑巾掛け。テーブル・工具箱のセット。
例によって漆風呂から竿の乾き具合を確認しながら取り出す。どれも乾いていた。
そして、ヘチ竿用の穂先2本の呂色の研ぎ出しと呂色塗りをして漆風呂へいれて午前の作業が完了。
午後からは、矢竹・丸節竹の節の部分(中通し・印籠芯の菅込み箇所の節の凹部)に空いた穴に和紙を貼って補強する。
そして、タナゴ竿の切り組の確認・全竹中通し前打ち竿の手元の籐巻きの準備をして作業完了。

220116よろず請負人DSC_1130よろず請負人さんは、石鯛用リールのメンテナンス、作業台の組み立て。アヤ師さんの手長海老竿の菅込みのお手伝いと、今日も一番の忙しさだった。



220116渓流人DSC_1120渓流人さんは、ヘチ竿のガイド部分に朱漆を塗って漆風呂へ収納。
そして、魚々子塗りの研ぎ出しと朱漆の塗り作業。魚々子塗りの研ぎ出しは山が0.4mmという程度の箇所でなかなか痺れそうな作業だが、丁寧ぶりがどんな塗りに仕上げてくれるか楽しみ。渓流竿の口栓の作成に掛かったところで作業完了。

220116三番弟子DSC_1125三番弟子さんは、津軽塗りのヘチ竿の拭き漆。
石鯛竿の節磨き、菅込み部分の整形と錆付けで作業完了。
と書くと簡単に終わってしまうが、従来の竿とサイズが違うので手間の掛かり方が半端でなく結構な時間が掛かる。これも仕上がりが楽しみ。

220116師匠だのみ松DSC_1131師匠だのみ松さんは、手長海老竿の呂色塗り。ヘチ竿のガイド・リールシート取り付け部分の呂色塗り。
鯊竿の穂先に取り付ける糸通し(象牙製)の加工で作業完了。



220116置き竿師DSC_1121置き竿師さんは、鯊竿の菅込みの調整。
鰯目張竿の総塗り。笠子竿・皮剥竿の拭き漆で作業完了。
継数も多く、結構な作業量となる。


220116アヤ師DSC_1127アヤ師さんは、手長海老竿2本組み3対の菅込み部分の整形。よろず請負人さんの手助けもあり整形完了。
そのうちの一本だけ糸巻きを開始したが、これは不漁中年の応援で何とか完了。本数が多いので仕上がりまでは時間が掛かりそうだが、これも仕上がりが楽しみな竿だ。


220116紅梅DSC_1133220116椿DSC_1136庭の紅梅は先週よりも開花していたが、椿はまだまだ蕾状態。




220116福寿草DSC_1138落ち葉の下には、福寿草が芽吹き初めていた。
考えてみれば寿窓師匠の教室の庭に「福寿草」は似合いすぎるし、なにかの縁か?